kuroneko's blog

とりとめもなく気づいたことを書いていく

オフショアの行く末はどこか

  JISA 一般社団法人 情報サービス産業協会というものがあるが、そこで面白い読み物があったのでメモ。

 

23-J008 「海外ITアウトソーシングの進め方とポイント」  

 

 日本のITにて一番進められているオフショア先として、中国があり、それを例として、アウトソーシングの進め方、注意点などをわかりやすくまとめたものみたいです。

 自分も会社でオフショアを行なっている都合上?気になって読んでみましたが、なるほど、と思う部分が結構ありました。特に日々の進捗など、開発の進め方や、相手の考え方など、そうだよね〜といった形です。社内で周知してみようか。。

 あと、この資料でよりクローズアップして書いてあったのは、5年後、10年後になると同じ形が通用しないかもしれない、ということに関してそれなりにページを割いて記載があった点。やはり、人件費によるコストカットが大きい部分なのですが、5年、10年後だと、そのメリットは、賃金上昇、為替(円安)により、薄まって来た時(必ずやってくる、それも近いうちにって感じです)にどうするか、というところ。中国人にとっても、オフショアへのメリットを感じなくなってきつつある点が興味深い。

 

 これからどうする必要があるかというところでしょうか。オフショアの発注側(日本)としてもせっかくここまで一緒にやってきて、それなりに話しも通じるようになってきたところで、手放したくない、、、としがみつくのか、それともより大きな範囲でアウトソーシングしていくのか、コストカットのみを目指して新天地に向かうのか、それとも発注先(中国)がバイバイ!とかまってくれなくなるのが先か。。。

 

 

 個人的には、やはり中国の方の日本語能力の高さはすごいと思う。それだけ魅力のある(割のある)仕事だということである。受注開発を行うような会社では、資料にもあるけど、維持管理、運用部分のアウトソーシングに進んでいくんじゃないかなぁと思っています。そこに魅力があるのかどうか。ただ、中国の膨大な潜在需要を考えると、しばらくは食いつなげる??